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教育用フリーソフト「スクイーク」(パーソナルコンピュータの父といわれるアラン・ケイ博士が開発)を使用した、eラーニング教材の制作とワークショップの提案。このソフトは、使い勝手が良い・直感的に使える・フリーソフトであるという点において、子供の創造性を伸ばすのに最適なソフト。発表内で取り上げられていたいくつかの小学校でのワークショップでも、ほぼ全員の生徒が「すごく面白かった!」と反応し、短時間のなかで「ドライブゲーム」(車を運転して目標を達成するタイプのレースゲーム)などを作ってしまう生徒も登場。今後は、ワークショップ協力ボランティアも含め、この活動への参加(人・資金・モノの提供)を求めていきたいとのこと。
IT技術を駆使した教育用の教材が多数開発されるなか、いまだ既存教材(教科書・黒板・ ビデオ・プロジェクター類や実験装置など)を駆逐するほどの使い勝手の高さを発揮する教材が少ないのが現状。そこには、PCスキルやコンテンツ、具体的な利用法などのさまざまな問題を超えた“授業モデルの創出”という大仕事があり、そうした状況からしてみても、このような活動自体が有意義な実験として評価できる提案。ぜひ、デジハリならではの授業モデルの具現化を!


小学校でのワークショップの光景。すぐに思い通りに使える「スクイーク」に興味津々

航空機のビジネスクラスのように、ビジネスに特化した車輌を新幹線内に導入するという提案。無線LAN技術(NECの「BBRide」)などの最新のインフラを設置することで、新幹線内での快適なPC作業を可能とし、パーテーションによって会議室用スペースも確保。また、ビジネス車輌で使う事務機器・文具・PCなどはメーカーが提供。この車輌の設置により、1)乗客=新幹線内での移動時間を資料作成や会議などに利用できる、2)メーカー=ビジネスマンへの商品宣伝ができる、3)新幹線(JR)=乗車料金に加えてメーカーからの広告収入が入ると、三者それぞれに事業メリットが生まれることをアピール。また、「eラーニング研修としての利用」(交通費を研修費に)、「車内からデータを送り下車駅で製本資料として受け取るサービス」、「ランチミーティング対応の高級デリバリーサービス」などの、ビジネスに付帯するその他の展開をも包括して提案。スケールの大きさ&ビジネスモデルとしての発想が、まさに「デジハリ」プレゼン!


車内のランチミーティング対応は、忙しいビジネスマンに有効なサービスでは?

デジハリ大学院の起業第1号として、すでに事業を開始しているのが、出版を支援するWebサイト「e-ペンギン」( http://e-penguin.net )。出版を希望するユーザーは、1)読者が読みたい分だけ印刷して書籍にする「オンデマンド出版」、2)インターネットで作品をダウンロードできる「電子出版」、3)携帯電話に作品を配信できる「ケイタイ出版」の3種類の方法から選ぶことができる。ひとつの原稿を3種類または2種類の方法で出版するといった、マルチチャネルな出版がセールスポイント。
例えば、「オンデマンド出版」なら従来の自費出版より低価格(63,000円〜)での出版が可能となり、希望者には「e-ペンギン」がサイトでの販売も代行(ここでの売上に応じて作者に還元するシステム)。2005年4月時点の登録作家は約300名。今後1年間で1,000名の登録者を見込んでいる。


起業第1号として、新聞や雑誌でも紹介されている

  • 葉加瀬太郎氏(ヴァイオリニスト)らの楽曲と映像をコラボレーションしたショートムービーの提案。
  • 団塊の世代を対象にした、未来予想図を入れた「元気になるショートムービー」の提案。
  • Web(バーチャル)と案内人(リアル)を活用した外国人観光客向けサービスの提案。
◆◆ 見学後記 ◆◆
 発表の後には、各チームより、事業化に向けた資金調達、販路開拓、事業提携、顧客紹介など、企業に求める具体的な支援方法についても説明があり、また、発表会終了後は特ゼミ生と企業担当者との商談&懇親会が行われました。なかには、ビジネスプランの実現に向けて、具体的に打ち合わせの日程まで決めたチームもあるなど、ビジネス化を前提としたデジタルコンテンツの提案は、「さすが、デジハリ!」といった濃い内容の発表会でした。
 特ゼミ生は、すでにデジタルコンテンツ分野の第一線で活躍されている人ばかり。見学前には、「わざわざ大学院に通わなくても、各現場で十分に忙しく、かついろいろなことができるのでは?」と思っていましたが、デジハリ大学院だからこそ、出会える「ひと」、「刺激」、「技術」、「異文化」があり、こうした環境だからこそ実現できる協同作業があることを実感しました。ビジネスプランの発表会のため、支援側である企業の参加者が多かったのですが、現実に根ざしたITの可能性を知る機会としてもっと多くの人が見ることができればと感じました。


単なる名刺交換に留まらず、今後の展開について話し込む光景も
IT-EI 事務局 山内

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