Part 1
僕がアメリカで学んだ情報処理の基礎
麻布中学校 1年生 小川裕暉君
「僕がアメリカで受けた情報教育」と題して、プレゼンテーションを始めさせていただきます。第一部〜第三部までの三部構成です。
第一部では、写真をスライドでアメリカでの小学校のときの様子をご紹介します。第二部では、日本に帰国してから僕が作ったプレゼンの内容を参考までにご紹介します。そして、最後の第三部では、「僕がアメリカで受けた情報教育」についてまとめた内容を発表します。
[ 〜中略〜 以下は第三部の内容 ]
写真スライドでご紹介しましたように、僕は幼稚園の年長組から小学校2年生までの3年間(2000年〜2002年)、渡米してオレゴン州の小学校に通っていました。今回は、その3年間で僕が受けた教育についてお話したいと思います。
振り返ってみると、アメリカで受けた教育は、“すべてが「情報教育」だった”というのが僕の結論です。授業では、「コンピュータを使用すること」が大前提になっていて、僕が通っていた学校はひとクラスの生徒数は、22〜23名ぐらいでしたが、各クラスに7〜8台のコンピュータがありました。そのほかに専用のコンピュータルームがあって、図書館にも多数のコンピュータが設置されていました。特徴的だったのは、アメリカの学校では、いつでも自由にコンピュータを使用できることでした。日本では、使える時間がきっちり定められていて、しかも使用するときには先生の付き添いが必要です。アメリカの学校とはまったく対照的だと思いました。また、学校のホームページ内には各クラスの連絡用のページが設けられていて、例えば両親と先生とのやり取りや連絡事項の報告、問い合せなどはすべてeメールを通じて行います。さらに連絡用のページからは、宿題リストの確認や宿題のダウンロードまで行うことができました。
次に、カリキュラムの特色について説明します。基本的に、アメリカの学校は、「読む」「調べる」「書く」が中心となっていて、午前中はリーディングとライティングおよび算数の授業、午後はリサーチプロジェクトのかたちとして理科や社会を扱うほか、音楽や体育の授業もありました。
「読む」ことに関しては、毎日、好きな本を読む時間やグループにわかれて音読しあう時間が設けられていて、宿題として週に2冊以上の本を必ず読んでいました。「書く」ことに関しては、読んだ本のサマリーを週に最低2冊レポートすることになっていたほか、2週間に一回くらい、物語分などを書く課題も出されました。書きはじめる前には、まず「構成」を考えるように指導されました。テストはスペリングのみで、ほかには一切ありませんでした。「調べる」ことに関しては、授業や宿題、プレゼンテーションの準備のためにインターネットや本を使って調べることになりますが、図書館には、本とコンピュータの両方が揃っていたので、僕はしばしば図書館を利用しました。宿題が多かったのも、「調べる能力」が問われていたからだと思います。
また、授業のなかで、「発表」と「ディスカッション」の機会が毎日あったことも大きな特徴だと思います。アメリカでは、プレゼンの機会が年に少なくても5〜6回はあって、僕自身は、小1の頃はプレゼン資料をノートとペンで作成していましたが、小3の後半は、『PowerPoint』を使って行うようになりました。その反面、日本に帰国してから小学校を卒業するまでの4年間(2003年〜2006年)では、そのような発表の機会は、たった一度しかありませんでした。
このように、アメリカの小学校ではリサーチやリーディングなどの「情報収集」、サマリーやレポート作成などの「情報処理」、プレゼンやディスカッションといった「発表と討論」が基本になっていて、これらのあらゆる場面でコンピュータを使用することが前提になっていました。
以上で僕のプレゼンを終了します。皆様のご参考になれば嬉しいです。